2018年12月26日水曜日

福島 ドイツ高校生交流プロジェクト報告会を福岡と宮崎で開催

福島を伝え再生可能エネルギーを学ぶ 福島ドイツ高校生交流プロジェクトで、去年(2018年)の夏休みにドイツを訪問した高校生の報告会を、12月末に福岡と宮崎で開催しました。


福島の高校生たちが小学生の時に自ら体験した震災や原発事故の話や、ドイツで学んだ再エネや教育などについて報告をしました。


福岡では、12月25日に2回報告会をしました。
まず、10:30からグリーンコープさん協力の下、博多大博通ビルディング3階会議室で行いました。


高校生からは、まず、震災時に感じたことや福島について思う事、ドイツで感じたことに関して報告がありました。


震災直後は小学生だったが、家族で福島から愛知へ避難した。そこで、放射能は大丈夫なの?などと聞かれたほか、近所の人に冷たくされるなどの経験もした。


今も、帰還困難区域から避難した人のための県営住宅があるが、無機質な感じがする。
そして、今の福島でも、皆大丈夫と言う人もいれば、未だに不安にもう人もいる。


今後は、誤った知識で起こる誤解などを無くし、放射能がどこでどう危険なのかを、正しく知ってきちんと伝えられるようになりたい。


ドイツでは高校の物理で放射能について半年かけて学ぶ学校もある。
日本でも皆が教育の中で、もっと知識を得るべきだと思った。と言う報告がありました。


参加された方からも、多くの質疑や意見が出されました。
その中で、このプロジェクトが福島県教育委員会の補助事業でもあるので、行政の言う事には疑心暗鬼だった。


しかし、話を聞いて、福島を外へしっかり伝える事、若い高校生がドイツで再エネなどを学ぶことに対し、行政でも懸命に頑張っている方がいて、非常に素晴らしいと思った。
という感想も挙げられました。


報告会後、グリーンコープさんの組合員さんや職員さん、アースウォーカーズのスタッフや福島の高校生などが、グリーンコープさんの弁当を食べながら、福島への思い、報告会の感想、原発やエネルギーに関して自由に話しました。





その後、18:00から九州ろうきん労組さんの協力の下、ふくふくプラザ3階交流ひろばで行いました。
夕方の報告会には、福岡の高校生を始めとする学生さんも多く参加されていました。


福岡の高校生からは、「福島の高校生は冒頭に英語で自己紹介をし、初めから英語が流暢なのかと思っていた。しかし、そうではなく、ドイツでの短期間で自分から話しかけるなどして、現地で大きく成長されたことに感心した。自身も多くの事を学んでいき、英語などの勉強も頑張りたい。」
などの感想が次々に出されました。


報告会の後には、福岡の学生さんと福島の高校生の交流や座談の時間もあったほか、会場を後にして、福島の高校生は福岡の食事も堪能しました。





次の日26日の早朝に宮崎へ移動をし、10:00から宮崎市民プラザ4階大会議室で報告をしました。


宮崎での報告会も、グリーンコープさんに協力を頂いて開催でき、多くの方に参加いただきました。
本当にありがとうございました。


最後になりますが、震災から8年目となり、現役の高校生が語れる震災体験としては最後の世代となりつつあります。


そのような中でも、貴重な福島の高校生の声を沢山の方に聞いて頂き、意見交換ができる時間となったことを嬉しく思います。
今後も、アースウォーカーズのサポートを宜しくお願いします。


2018年11月18日日曜日

宮崎大学の学園祭でアースウォーカーズのブースに行ってきました。

宮崎大学の学園祭でアースウォーカーズのブースに行ってきました。



宮崎大学のアースウォーカーズ約30人が今年の活動を展示で紹介した他、餃子を出店してその売り上げを活動資金にすべく頑張っていました。



屋内展示コーナーでは福島の子どもたちの現状とともに、今年ボランティアに行った呉の水害被災地の展示や報告会も開催され、多くの人が感銘をうけていました。



また、防災に必要な検定もあり、クイズ形式で答えるスペースでは子どもたちが盛り上がっていました。



屋外出店の餃子も売り切れた模様で、いい感じで進んでいました。



展示に訪れた、宮崎大志望の高校生からは、大学に入ってボランティアしてみたいとアースウォーカーズの活動に興味を示してくれました。



さらに来週、再度会う事になったりと、次の世代へと広がる可能性も見えました。



来場者のアンケートでは「発表された方のボランティアに行こうと思った動機がステキ。私は思っても行動にうつせないので、今回の写真や発表はいい機会になりました」20代女性。



など学生たちの頑張りに刺激をうける感想も多く寄せられていました。



また新たにアースウォーカーズに加わりたいという学生の仲間も増え、とても有意義な学祭となったようです。



去年は(小玉代表は)福島入りしていたために参加できませんでしたが、学生たち一人一人が出来る事を頑張っていて、ワクワクする週末となりました。


2018年11月11日日曜日

第55回福島の子どもたち日帰りリフレッシュプロジェクト(りんご狩りなど)


55回福島の子どもたち日帰りリフレッシュプロジェクトの活動報告です。




1111日、日曜日は、福島の子どもたち自然体験企画でいわき市や福島市から16人の子どもたちが米沢市にやってきました。



ほとんどの子どもたちが初体験のリンゴ収穫をしました!


天候不良の予報を覆し青空のもとで、楽しくりんご畑へ向かいました。



みんなで自己紹介をしたあとに、農園の高橋さんから「昨日とうってかわって晴天になったので、美味しいリンゴをしっかり選んで食べてください!」との挨拶がありました。



その後、リンゴ収穫のポイントをアドバイスしてもらいました。



小さい子どもたちも収穫しやすいように、子どもたちの目の高さくらいのリンゴがいっぱい残っているリンゴの木をキープしてくれていて、次々にちぎって行きました。



その場でリンゴの皮むき機を使って、もぎたてのリンゴをみんなパクパク食べました。



浪江町出身のまさとさん(9歳)は「りんご収穫は初めてで楽しかったし、とれたてを食べたら美味しかった」と笑顔で語ってくれました。




福島市から家族で参加した、あっくん(5歳)とほーちゃん(7歳)のママの塚原さんは「昨年にひきつづきリンゴ収穫をして、収穫したてのリンゴを食べて丸かじりが美味しくて、子どもたちも喜んでいて楽しかったです。いつも参加しているけどリンゴ収穫は楽しいです」と楽しそうでした。



バスで近くの大森山公園に到着して、地元の「さかの」さんの弁当を食べて、公園遊び。15:40まで公園遊びを楽しんで福島に帰って行きました。



いわきからアースウォーカーズ初参加のはるかさん(12歳)は「りんごもランチも公園遊びも、全部楽しかった。また来たい!」と話してくれました。