2015年8月22日土曜日

ドイツプロジェクト5日目

今日は、受け入れをしていただいている高校で授業を体験しました。福島の高校生は、自分のパートナーが受ける授業をそれぞれで受けました。「宗教っぽいのを受けた〜」「アートの時間に粘土ですしを作った」など、さまざまでした。お昼前には、ドイツ人のガイダ先生の日本の歴史についての特別授業!ドイツ人に日本の歴史を教わる不思議な感じでした。
夕方からは、NRW州の福島県人会のみなさんとの会食。福島トークで盛り上がったようです。クイズやプレゼントも用意していただき、楽しい時間となりました。福島から世界で活躍する人に触れ、いい時間となりました。

豊田郁実 5日目

 今日は、ドイツの高校に行って実際に授業を受けました。ですが、授業はドイツ語で行われていたのでドイツ語が分からない私は全く授業内容が分かりませんでした。その分、よく周りを見渡すことができました。まずびっくりしたことがドイツでは教科書がないことです。教科書ではなく、プリントに文が書いてありました。おそらく、教科書のかわりだと思います。次に黒板を黒板消しではなく、ぬらした布みたいなもので文字を消していたことが驚きでした。ドイツの授業と日本の授業がこんなにも違うと思いませんでした。ドイツの高校で内容が分かったのは、日本の歴史についての時間だけでした。その時間はこのプロジェクトのみんながいて高遠さんがすべて日本語に通訳してくれました。一番その時間で印象的だったのは足尾銅山の話でした。足尾銅山で中国の人など捕虜にされた人々が働かされていたのはとてもあってはならないことだと思いました。

 学校が終わったらパートナーの子といっっしょにショッピングモールに行って、アイスを食べました。量がとても多くて全部食べれなかったです。



千坂奈々 5日目

 今日はホストと一緒に学校にいきました。一限目は美術らしかったです。少し眠ってしまいました。二限目は英語っぽいけど理科っぽくもありました。三限目は、シュタインバード・ギムナジウムにいって日本の歴史を学びました。日本人の自分が知らなかったことも学べました。よく考えると、ドイツでわざわざ日本の歴史を学ぶのはおもしろいことですよね。四限目は数学でした。みんな数学が苦手なようで、日本の紹介をして時間かせぎをしてほしいと言われました。とりあえず、おかしを配りました。携帯で写真をみせてなんとか乗り切りました。数学の教室に入って最初に思ったことは黒板が汚い!ということでした。日本の学校の先生は黒板がきれいじゃないと怒る先生がいるのに…。五限目はコンピュータサイエンスでした。日本で受けたことのない授業ので、なにをやるのかワクワクしてました。今日は、チェスのナイトを使ってチェス盤を全部埋めるっていうことをしました。最後の授業は体育でした。ドッヂボールをしました。途中ボールが2こになるという、今までにないドッチボールでした。みんなと一緒に楽しめて良かったです。

 夕方は、福島県人会の方々と食事でした。アジアンビュッフェ!!うれしすぎて終始ワクワクしてました。英語よりもドイツ語の方が発音が簡単だということを知り驚きました。自分の思うように操れる語学(英語とか)と誰でも負けないという専門的な知識が大切だということを聞き、語学に関してはいまからでもがんばってみようと思いました。

 最後にビュッフェはとってもおいしかった。でもおすしは日本の方がおいしい。しゃりが違かった。クイズの景品がとても嬉しかったです。ありがとうございます。



石塚明日香 5日目

 今日はパートナーと一緒に学校に行きました。日本語じゃないので眠くなりました。シュタインバート・ギムナジウムで日本の歴史の授業をして、シェルターをつくったという話など初めて知ることもあって、おもしろかったです。一番印象的な授業は数学でした。みんな数学が好きではないらしく、私たちのことと、日本について教えてほしいと言われました。みんなに御菓子を配ってケイタイで日本の学校の様子の写真を見せてあげました。工業高校が使うような電卓(?)みたいなのを使って授業をするらしく、日本との違いを感じました。
また、コンピューターサイエンスという授業もやって、楽しかったです。体育もやって、準備体操やあいさつもなくて、しかもみんなあまりやる気がない(?)でびっくりしました。ドッジボール楽しかった。福島県人会との食事会は色々貴重な話を聞くことができてよかったです。



種市彩花 5日目

 今日はドイツの高校だけでなく、大学の中を見るなど貴重な体験ができた1日でした。
今日はパートナーの学校が休みだったので、全員必修の授業以外のときには大学を見学しました。大学の案内板を見たとき、2.5階という階があったのに驚きました。こういうところでも日本との違いが垣間見えておもしろかったです。大学では図書室を案内してもらいました。図書室には普通の図書館よりたくさんの本があるのではないかというくらい多くの本がありました。似たような見た目の本が多くて、ドイツ語が読めない私には違いがよくわかりませんでした。ほとんどの本がドイツ語で書かれていましたが、他の階に行くと日本語や中国語で書かれた本を見つけました。歌舞伎や助詞などについて書かれた本を見せながら、雅ちゃんと一緒にパートナーに日本のことを紹介しました。イラストなどがあるおかげで説明しやすくなったのでよかったです。

 大学を出て歩いて高校まで行く途中で時間がないから急ごうといった内容のことを言われました。するとパートナーが靴を脱いで走り出しました。私たちも急いでパートナーについて行きました。走っている途中で、私も雅ちゃんも靴をはいているのが億劫になり、裸足またはそれに近い状態で走りました。その状態で駅の中を走り抜け、学校の近くまで走りました。日本じゃ考えられないことだけれど、ドイツだとなんだか吹っ切れて思い切りすることができて清々しく感じました。

 高校に着いてからはまず歴史の授業を受けました。内容は明治時代以降の日本。ドイツにいながらドイツの先生に日本の歴史を教わるというおもしろい授業でした。学校で習ったことと同じようなことを習うのかと思いきや、教わったことは日本じゃあまり注目しないようなことでした。楠木正成という武将が天皇のために闘い、彼の教えは後の神風特攻隊につながるということ。関東大震災では間違ったうわさによって朝鮮人が大勢殺されたということ。学校では知ることのない事実を知ることができておもしろかったです。

 次は12~14歳の子たちに混じって英語の授業を受けました。夏休みの思い出について話したあと、アメリカの都市について書かれたプリントを見て要約し、プチプレゼンをしました。授業を受けている子たちは年下なのに、文法の正確さはさておき、自分の意見をはっきりと述べていました。一方、私はなかなか伝えたいことを伝えられませんえした。そのことがとても恥ずかしく、また悔しく感じました。小さい頃から英語を習ってきたけれど、いざというときに役に立たないのでは意味がないと思い知らされた気がしました。二度とこんな思いはしないよう日本に帰ったら英会話に力を入れたいと思います。

 福島県人会の方との食事会では、横に長く並べられた机をみんなで囲んで食事をしました。序盤の方に突然自己紹介をするように言われました。私は2番目に自己紹介をしなければなりませんでした。今までの私ならが焦って沈黙を作ってしまいましたが、わりとスラスラと自分の言いたいことを言えたのでとてもよかったです。その後は自由に食事をしながら近くの方とお話をしました。私の座っていた席の近くには福島県人会の方がいらっしゃらなかったので、あまり話せませんでした。ですが、その代わり、高遠さんから様々なお話を聴きました。今私たちがドイツで食事会をしている最中に兵器によって子どもが亡くなったり、負傷したりしていること。どんな職業でも世界と繋がっているから必ずしも世界に出て何かをしなくちゃいけないという訳ではないということ。だれかの体験談を聴くよりも自分の体験を増やすことが重要であるということ。他にも様々なことを聴きました。このプロジェクトに私が参加し、高遠さんが参加しなければ聴くことができなかったことばかりでした。本当にこのプロジェクトに参加してよかったと思った体験でした。



斎藤悠介  5日目

 今日はホストファミリーのなつみと一緒になつみが受けている授業を体験してきました。1時間目は英語、2時間目は学校を移動して美術、3時間目は人間の思考についてでした。

 1時間目の英語では、教科書は使わず、映像とプリントで授業を行っていました。ドイツの英語の授業は自分の思ったことを積極的に手を上げ発表していました。しかも、他の人が発表中にも関わらず、ずっと手を上げ続け、当てられるまで手を上げていました。日本なら、当ててもらえなかったら手を下ろし、次の機械を待つばかりです。時間一杯まで手を上げ続けていた人もいました。

 2時間目は美術で、粘土による創作を行いました。ここでも、自分の医師を積極的に手を上げ意見を言っていました。ドイツの生徒はとても意欲が高いということが分かりました。自分は見習いたいと思いました。創作で寿司を作ったことを美術の先生に言った所、この前の日曜日にすしを食べたと言ってきました。3時間目はなつみと別行動をし、社会の授業を受けました。ここでは、社会の先生の日本の歴史の個人的な見解を聞いてきました。ここでは日本人の自分さえしらないことがあり、おどろきました。1890年に出てきた楠木正成はおそらく日本の大和魂の生みの親ではないかと思います。その後、教科書にものりその当時の日本人のお手本にもなり、第二次世界大戦の神風特別攻撃の生みの親にもなっていることを知り、日本ではこんなことをだれ1人教えてくれていなかったので、とてもおどろきました。

 あと、夜に福島県人かいの方々と食事をしてきました。そこでも知らないことが多くありとてもいい勉強になりました。また、このような機会があれば、1人でも多くの方々と交流し、情報交換などをしていきたいです。



塚野未来  5日目

 今日はホストの友達のニナと一緒に学校に授業を受けtに行きました。ホストの学校には制服がなく、髪を染めている子やピアスを開けている子がいて、改めて外国の学校は規則がゆるいんだな~ということを実感しました。ニナが取っていた1時間目の美術では、新学期初の授業ということで、ドイツ語でオリエンテーションを受けました。

 その後の英語では、長文読解のようなものをやりました。読解の内容は英語で書かれていたのですが、私には読めない単語が沢山出てきていて、自分の勉強の足りなさを痛感しました。また、ドイツの生徒はこの文についての意見を英語で積極的に主張していて、消極的な日本とは全く違うなと感じました。その後、学校を移動して日本の歴史について学びました。ドイツで習ったことのなかには、日本で習っていない部分が多々あり、ドイツから客観的に見た日本、ドイツではどのように教えられているのかなどがわかり、とても興味深いなと思いました。私は知らなかったですが、「足尾銅山の銅に服をつけておくと服が銅で固まる」ということをドイツの先生が知っていて、ドイツの史恵との知識量はすごいと思いました。その他にも数学、体育と受けて思ったことは、ドイツの学校はとても自由であり、同時に全てが自己責任になるという自立したところがあるということです。授業中におかしを食べている子や、隣の子とおしゃべりしている子にも先生は注意したりせず、先生も一緒におしゃべりにまざったりするなど、日本のように切羽詰まった感じは全くなくてびっくりしました。でも、そのかわり外国では悪いことをしたりすると一発で警察沙汰になります。自由にできるのはいいけど、そういった面では日本の方が良いかもしれ
ないなと思いました。

 また、今日の夕食は5つ星レストランでみんなで食べることができました。日本料理のおすし、フライドポテト、春巻き、お肉、パプリカやトマトのサラダ、草味(?)の緑色のゼリー、アイスクリームなど、さまざまな食べ物があり、とても感動しました。また、福島出身で現在はドイツに住む方々のどうやってドイツ語を勉強し、生活するようになったか…困ったことは何だったか…日本と違いびっくりしたことは何か…など色んな貴重な体験談をきくことができ、とても勉強することができました。聞いたことをしっかり吸収して、取り入れられるところは普段の私生活にも取り入れていきたいです。
I went to my host's school.
I learned Japanese history here.
It was very interesting for me because I heard first time.



齋藤雅  5日目

 授業が始まる前に市内の大学に行った。そこは総合大学だった。図書室を案内してもらったが、本当にものすごい数の似たような背表紙の本がズラリと並んでいて軽く目まいがした。本の中を開いてみると、線が引いてあって、こんなことが許されるのかと思ってびっくりした。学生のための本なのだと思った。特に第2次世界大戦についての本にはたくさんの線が引いてあり、ドイツの学生が歴史を重んじてそれに学ぼうとしている姿勢が見えた気がした。図書室は全部で8階まであるらしく、エレベーターまでついていた。こんな立派な図書室が年齢制限などなく開放されているなんて、ドイツはなんていい国なんだろう。日本語の本がたくさんあるコーナーもあった。久しぶりに見たたくさんの日本語にテンションが上がった。

 そんなことをしている間に学校の授業が始まる時間が迫ってしまった。私たちは遅刻しそうになり走った。すると唐突にデニツがサンダルを脱いで走り出した。街中で。目玉が飛び出しそうになった。日本で裸足で走っている人を見ることはまずないだろう。裸足になったデニツはとても軽そうだった。私も、もうどうなってもいいやという気持ちで、サンダルを脱いで裸足で走った。見知らぬ街、異国の人々の中を裸足で駈けていく。映画のヒロインみたいだと思った。周りの人は別に私たちが裸足なのを気にしていないようだった。私はとてもハイな気分だった。小石とかが当たって少し痛かったが、なによりも楽しかった。足の裏は真っ黒になっていた。(この汚れは結構こすらないと取れなかった…。)

 なんとか授業に間に合った。日本の歴史をドイツの先生が教えてくださるという面白いものだった。日本人の私たちよりも詳しく日本の歴史を知っていらしたので驚いた。実際に足尾銅山へ行き、そこでTシャツを足尾銅山に流れる水へつけると銅みたいにカチカチになった話はとても興味深かった。それだけそこで働く人は危険だったことがよくわかった。私は足尾銅山鉱毒事件=田中正造ってことでしか頭にインプットされてなかったが、こんな風にその場所まで足を運んで事件当時のことを予想してみるのは大事なことだと思った。そのほうがずっと頭に残る。
歴史の授業が終わると、12歳~14歳の英語の授業に参加した。夏休み中に楽しかったことを絵に描いて、グループの人に発表した。みんな流暢というわけではないが、がんばって英語で発表していた。暮らすのほとんどの人がカラオケを知っていて驚いた。(後から聞いたら、カラオケボックスはないが、カラオケの機械はあって、パーティーの時とかに歌うらしい。)

 次に一人一人違うアメリカの州の名前とその州の特徴が書かれた紙を渡された。それを時間内に読み、要約して、相手に説明するというのだ。これを12歳にやらせるのか、ドイツの学校。私は読み解くのに必死でうまく要約できなかった。隣にいた12歳の女の子のキャロラインはあまり英語が得意ではなさそうだったが、簡易な英語を使って一生懸命ハワイについて説明してくれた。私はそれを理解することだ。そうだ。私はドイツに来て、英語を話すときは文法なんて気にしなくていい、とりあえず伝えたいことはすぐわかる単語で表現するんだと学んだではないか。私はキャロラインのスピーチを聞いてそれを思い出し、次の相手からは本当に初歩的な文法を使って説明した。みんな私の話すことを理解してくれているようで嬉しかった。

 最後に、一枚の写真を見て、それについて挙手制で説明した。私には思いつかないようなアイディアが意見が出ておもしろかった。

 全体として授業を見ると、自分の考えや思いを伝えることを重視していると思った。とても良い授業だと思う。これまでドイツのいろんな所を訪れたい、いろんな話を聞いたり、ディスカッションをしてみて、やはりドイツ人は日本人よりはるかにたくさんの人が自分の国のことを知っているのはもちろん、考えをきちんともち、それを表現できるとわかる。それはこのような教育が理由の1つであると思う。

 授業が終わったら、一旦家に帰り、福島県人会の方々と食事会をした。私は正直、「県人会」の存在を知らなかった。食事会の前に菜穂子さんに県人会が日本や世界の各地にあることを教えてもらった。食事会の会場が5つ星レストランでびっくりした。お肉がとても柔らかくておいしかった。私の向かいには県人会の山本さんが座っていらした。日本でラップを作っている会社の方らしく、日本のラップがドイツで売れないことを聞いた。理由を聞くと、ラップに含まれる塩素が焼却処理される際に問題になるそうだ。本当にドイツは環境に対して敏感で気を使う国だと思った。自分たちの生活に役立つことより環境に役立つことを優先する。私はドイツ人の環境に対する意識の高さに脱帽だ。

 また、シンガポールでは10歳で一斉テストを行い、その結果によってレベルが分けられ、能力別に教育されるそうだ。山本さんは日本の教育制度は選択の幅があり、拘束されることがなくて良いとおっしゃっていた。私もそう思う。何を学んでどう生かすのか。私達日本人は学ぶことに関して自由だ。それを生かすも殺すも自分次第。私は沢山学びたい。

 山本さんは学歴は将来の仕事には関係ないともおっしゃっていた。低いレベルの学校出身の人でも志をしっかり持って、高いレベルの学校出身の人よりよく働く人ももいる。
今日の食事会では海外にいる山本さんからみた日本を知って、日本が良い教育制度を持ってるとわかったし、環境に関してまだまだ意識が低いとわかった。これからの自分がどんな心持ちでどんな行動をとるべきか、少しずつわかってきた。
Thank you
追記:新幹線に乗った時、まちがえてファーストクラスに乗った。においが全然違うし、人もまったくいなかった。近くにいたおじさんに言われなければ知らずに座り続けるところだった。10秒くらいだったけどファーストクラスを感じられてよかった。



坂井梨花  5日目

 今日はパートナーと一緒に学校へ行きました。その前に、朝起きたら、パートナーのお父さんが家に帰ってきてました。お父さんは、少し家から離れた場所で仕事をしていたそうで、今日帰ってくる日でした。一度、お父さんのことは写真で見ていたので、すぐにわかりました。お母さんは、スーパーに出かけていたので、お父さんに見送られて出掛けました。


 初の海外の学校に入って、日本とは違う所だらけでした。年が何歳も離れてる生徒たちが沢山いたし、皆、私服で学校に来ます。また、授業の間の時間が長いです。教室は小さなものがいくつもあります。机は1人で一つではなく、少し大きめの机1つで2人分です。聞いてたとおり、一部を除いてみんなボールペンを使用してました。授業もとても活気があって、楽しそうでした。私のパートナーも何度も発言していました。日本は、先生も生徒もみんな制服やスーツを来ていて、授業中の発言は少ないし、授業もびっちり7時間分入ってて、どこか固い感じがするように、ドイツの学校で日本の学校を客観的に見て思いました。また、休み時間にパートナーの友達と話しました。福島のこと、昨日のスピーチを話したり、その他のことを話したりして伝えました。楽しい話もすることができて良い経験になりました!言語、会話に関しては、その日その時なんとか話が通じても、次の日、次に話すときも同じように伝わるか、聞き取れるか、毎日ずっと不安だし、心配です。それから、何度も聞き返したりすることが初日に比べたらすごく少なくはなりました。けど、まだ少しあったりもして、相手を嫌な気持ちにさせてないかな、とかも考えちゃいます。自分が聞き取ったことが、本当に合ってるかも、完ぺきに自信がまだあるわけじゃないです。けど、今日までホームステイをしてみて、自分的にはかなり会話ができるようになってきて、パトリチアとも最初は余裕なくて笑い合いながら話せなかったけど、最近は、くだらない話で盛り上がれて、ちゃんと言葉のキャッチボールができてるなって嬉しくなりました。普段の会話、ディスカッション、今日の授業でもっと英語がわかるようになりたいとは思ったし、多分明日はもっとその思いが強くなると思います。



小玉直也
この日は、デュースブルグのギムナジウム高校に1日体験入学&福島県人会との交流。
朝から、ホームステイ先の高校生と一緒にそれぞれ授業を受けました。ドイツ語で美術や英語や数学の授業などに分かれて体験しました。
英語の授業では12歳くらいのクラスに参加し福島の高校生も頑張ってスピーチしていました。
新学期が始まったばかりで、カリキュラムの説明などで終わってしまう授業もありましたが、授業の雰囲気を感じる1日となりました。
また、午後から日本の歴史について学べるクラスでは、ガイダ先生が明治維新後の日本近代史をドイツ人と一緒に学びました。
全体を通して、授業の進行を先生の方針に委ねられ、ほとんどの授業に教科書が無く、日本のように黒板に書いたものを写して暗記するというシステムでは無く、一緒に考えながらディスカッションしながら生徒と先生で考えあう授業のシステムが面白かった。
そして、先生に意見をしたい生徒は、手をあげるのですが、先生が話している間、1分でも2分でも、手をあげ続けて先生が当てるのを待っています。
福島の高校生たちは、それぞれ衝撃を受けてようで、ドイツの高校生の積極性、先生の柔軟性が新鮮だったのと、なによりドイツの高校では、日本の大学のように受けたい授業を自ら選択して授業を受けます。
本当にアテンドしてくれた松尾先生とともに、橋渡しをしていただいた川崎さんに感謝です。
最後に興味深かったのが、原発についてのディスカっしょになった時に、CO2の排出量の問題があるから、原発は必要だと思うというドイツ人高校生が一人いました。
それに対して、みんなが放射性物質廃棄物の処理はどうするのか?事故が起きた時のリスクはどう考えるのか?など議論をするのですが、一人ひとりが自分の考えを持っていて、人と違う考えを排除せず、相手の意見を尊重しながら議論するという事が民主主義にとってとても大事な事だと思いました。
日本では、すべての授業というわけではないが、一つの答えが正解で、正解以外の答えを排除する傾向が強いのではないかと思いました。
その授業を進めていた先生も「原発の推進も反対も排除せず、議論をして認識を深める。これが民主主義なんだ」と話してくれました。
また一つ新しい学びの1日となりました。
ドイツすげ〜!!
この日の夕食は、先月結成された福島県人会との夕食会は五つ星のレストランに招待されました。
福島にゆかりのある人がドイツで活躍されていて、高校生たちは刺激をうけたようです。

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