2015年8月15日土曜日

ドイツプロジェクト 2日目

 今日は、ケルン・ボン研修に行きました。ケルンの駅に着くと、さっそく世界遺産のケルン大聖堂がお出迎え。大聖堂に行くまでの、ストリートアートや笛の音に高校生たちは目を輝かせていました。高校生は大聖堂の頂上まで息を切らしながら登り、絶景を眺めました。その後、国際河川でもあるライン川沿いを散歩しながら、駅に向かいました。
 
 ボンの歴史博物館では、ドイツの高校生たちからドイツの戦争についての話を聞きました。同年代の若者が語る戦争をみんな真剣に聞いていました。博物館を見学しながら、高校生たちの目の色が変わってくるのがわかりました。

どんな感想が聞けるのでしょうか?

斎藤悠介 2日目

 今日は、あの有名なケルン大聖堂と、ライン川、ボン歴史博物館に行ってきました。ケルン大聖堂では、頂上まで登ってきました。そこでは、初めて会った別のホストファミリーのデニツと仲良くなることができました。言葉がわからなくとも、心が通じれば何でもわかるということがわかりました。しかし、言葉がわかればもっと仲良くなれると思いました。その後のライン川では、この川と国と国を結ぶとても重要な川だとわかりました。しかし、この川の水は氷河の解けた水によってこの川ができているのだと知りました。このライン川を作っている氷河が年々後退していると聞いた時、この川は国と国を結ぶ重要な川なので、その氷河をこれ以上後退させないようにしなくてはならないためにも地球全体で温暖化対策をしっかりしていかなくてはいけないとわかりました。
 
 次に、ボン歴史博物館に行きました。ここには、第二次世界大戦の時にドイツが何をどのようにしたのかを学んできました。ドイツはユダヤ人や近隣諸国に対ししたことをとても悔い、反省していることがわかりました。ドイツをよく見習い、近隣諸国との関係を友好的にしていき、世界平和を目指すべきではないかと思います。
 
 話はかわるのですが、駅でゴミを捨てに行った時に、ドイツ人が燃えるゴミの所に入っていた缶を取り、缶を捨てる所がなかったので、その人が自分のバッグに入れて持ち帰るのを見ました。ドイツの方々はしっかりゴミの分別をし、環境に優しくしているのだなと感じ取りました。こういった面も含め、日本はドイツを見習わなければならないと思いました。



齋藤 雅  2日目

 朝はすっきり起きることができた。素晴らしい一日の始まりだ。しかし、ホストファミリーが頑張って英語で話しかけてくれているのに、英語でなんと返事をしてよいのかわからず、応えることができなかった。それは、駅までパートナーと歩く時もそうで、とても悔しかった。
 
 ケルン大聖堂は本当に素敵な建物で感動した。繊細で美しく、豪華で思わずため息が出た。中も外も造りに引けを撮らず、華美だ。細やかで色とりどりの鮮やかなステンドグラスが見る者の目を引いた。人が大勢いても厳かな雰囲気は失われず、聖霊の光が来訪者すべてをつつみこんでいるような気がして、心が落ち着いた。日本に帰ったら学校のシスターにケルン大聖堂を訪れたことを伝え(自慢し)たい。
 
 新幹線や電車はだいたい日本と同じだと思った。しかし、改札口がないのは驚いた。ズルをする人がでてくるかもしれないのは良くないが、安く利用できるので、こんな考え方も良いと思った。

 ボンの歴史博物館では、日本にいたら絶対にしれないことがたくさん知れた。私はドイツの教育では、ドイツが戦争時にたくさんの人を殺した加害者であると教えるというのが良いと思った。戦争後、加害者は後悔し、反省するが、被害者は復讐をしてしまうかもしれない。

 解散し帰路についた。だいぶ英語のリスニングは上達していきたが、いかんせんスピーキングとなるとまだまだ話は別だ。思うように気持ちを伝えられず、「OK」「Oh...」「Yes...」を繰り返すばかりで、パートナーもそれを言及してきた。とても悔しいし、パートナーががっかりしているのを見て、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。やるせない気持ちが私をネガティブにし、パートナーがジョークで言っていることを重く捉えさせてしまい、馬鹿にされていると感じるようになってしまった。夕食のとき、それが爆発し思わず大泣きしてしまった。一番感情が出せた瞬間で、泣いてしまったという気持ちと、どうにでもなれという気持ちだった。

 ママが急いで私を抱きしめ、部屋につれてってくれた。一生懸命英語で私に優しく語りかけ、「you are my daughter, my sweet, you are a super woman」などと言ってくれた。

 私が英語であまり話せないという事実は変わらないけれど、慣れない英語でたった2日しか会ってない私を実の娘のように可愛がって愛情をもって接してくれるママを見て、感じて、心がとても軽くなり、がんばろうと思えた。嫌になったり、不安になることもあるだろうけれど、どんな自分も受け入れてくれるママを信じたら、どんなことも挑戦出来る気がした。
Thank you



豊田郁実 2日目

 今日はケルン大聖堂とボンの歴史博物館に行きました。ケルン大聖堂はケルン駅に着いてすぐのところにあるとても大きな大聖堂でした。ケルン大聖堂は世界遺産にも登録されている有名な建物だったので、見て感動しました。大聖堂に登れるということだったので、登ってみたら階段が多くて運動不足の私は足がパンパンになりました。頂上では、とても広大なドイツの風景を見下ろすことができました。とてもきれいだったので、言葉が一瞬出なかったです。
 
 歴史博物館では、ドイツの戦中と戦後について学べとてもためになりました。ドイツの人はあきるほどたくさん来てるらしかったので、ホームステイ先の人に説明してもらいながら見学しました。このようにドイツでは、戦中に他の国に与えた被害を反省し他の世代に教えていっているのが印象的でした。大聖堂と博物館からホームステイの家に戻ると、今日はバーベキューをするよと言われ、バーベキューをしました。隣に住んでいる人と一緒にしました。外でやっているので、たびたび蜂が来ました。来るたびに隣にすんでいる人が退治してくれました。今日はとても充実した1日でした。

石塚明日香 2日目

 今日はケルン大聖堂と歴史博物館に行きました。ケルン大聖堂はとても大きく、歴史が感じられ圧倒されました。中にあるステンドグラスもきれいでした。
 
 博物館は特にパートナーたちが一生懸命説明してくれたのがうれしかったです。ドイツは加害者側からも歴史をとらえていて、日本は被害者側からしかほとんど授業ではやらないそうです。このようなドイツと日本の考え方や価値観の違いを見ることがえきました。

 また、私は、今日本で起きているニュースもあまり知らなくて、日本人として恥ずかしいなあと思いました。私は将来の目標は明確に決まっていませんが、やりたいことが少し見えた気がしました。



種市彩花 2日目
 
 今日は疲れたけれど、それ以上に充実した一日でした。
 
 私が今朝起きたのは7時すぎでした。それから着がえを済ませ、朝ごはんを食べました。朝ごはんを食べているとき、待ち合わせ場所まで歩いているときに何度か「モットハヤク」と言われました。私が起きるのが遅かったせいで迷惑がかかってしまい、申し訳なく思うと同時に、歩いている間も何も話せなかった自分に対するふがいなさで胸がいっぱいになり、後悔しつづけました。英語が得意だと思っていたけれど、自分の思っていることをいざというときに英語で伝えられないのであれば意味がないということを改めて痛感したできごとでした。
 
 全員が集まってすぐにケルンへと向かいました。ケルンには電車で行きました。その間に見た風景がきれいでした。都市の街並みや地方の田畑、また森なども魅力的で道中も楽しかったです。ケルンの駅に着くと、初めての両替を行いました。つたない英語で通じるか不安でしたが、理解してもらえてとても安心しました。その後、出入り口に向かった私たちを待ち受けていたのは世界遺産でもあるケルン大聖堂でした。ケルン大聖堂は非常に繊細で精巧な造りで日本の建造物とは違った優雅さがあり、とても感動しました。ここまで大きな教会を見る機会は日本に住んでいるとなかなかないものなので、見ることができてとてもうれしかったです。外側や内側の装飾を楽しんだのち、ほぼ全員でケルン大聖堂の頂上付近まで登りました。らせん階段だった上に長く急だったのでとても疲れました。ところどころに休憩スペースもありましたが、一度も休憩をすることなく登りきることができ、達成感がとてもありました。頂上からの景色は眺めがよく、またすずしくて疲れが吹き飛ぶかのようでした。
 
 その後、少しばかりライン川を見たのち、再び電車でボンへ向かいました。ボンでは歴史博物館行きました。ボン博物館では1945年からのドイツの歴史を学びました。たまに英語で説明されているところもありましたが、ほとんどはドイツ語のみで書かれていたので理解するのが難しかったです。しかし、パートナーたちや高遠さん、川崎さんなどから分かりやすく英語や日本語で説明してもらうことで多くのことを知ることができました。特に川崎さんたちからは日本とドイツとの違いについて学びました。戦争に関する博物館の意義や行政の行う業務、ジャーナリズムの自由さなどの違いは衝撃的でした。

 家に帰ったあと、夕食を食べている際ちょっとしたハプニングがありました。どうしたらよいかよくわからず、自分なりにできることを手伝いました。その後、ホストファミリーとたくさんお話しをすることで少しお互いのことをよく知れた気がしました。もっとたくさん会話をして、それこそ本当の家族のようになれるようがんばりたいと思います。この1週間近くのホームステイが充実したものとなるよう自分なりに精一杯がんばります。



坂井梨花 2日目
 
 朝の7:30頃にお母さんに起こしてもらって、パンとHARIBO2つとチョコをもらって、パートナーのパトリシアと一緒に集合場所まで行きました。パトラシアは、ホッケーの練習があって、一緒に行けませんでした。
 
 10:00頃にケルンに着いて、ガラス越しに見えたケルン大聖堂にとてもおどろきました。外に出て、全体を見てみるとよりその大きさに驚かされました。日本ではあまり見られないような繊細な作りで、とてもきれいでした。中のきれいなガラス窓も、光が射しこんでて、ほんとうに美しい発色で、感動しました。いくつかあったか分からない長い螺旋階段を登って見た、ケルンの町並、ライン川は、絶景でした。
 
 午後はボン歴史博物館へ行きました。私がまず驚いたのはデニツから聞いた話です。そのあとも、何個か質問した時も思ったことですが、自分の国の歴史をちゃんと明確に分かっていて、それに対して自分の意見をちゃんと持っていること。また、その自分の知識を私たちに説明できることです。菜穂子さんからも聞きました。ドイツの学生たちは、政治に対して敏感でいられるように教育されているそう。だから、きっと戦争のことも、勉強してきたんだと思いました。私も、日本人として日本史や世界史で戦争のことは学びました。でも、全てをしっかり覚えているわけではないです。デニツの話だけでも、私は世界と比べた自分や日本を知れました。
 
 また、歴史館は、戦争のことを大きく取りあげていました。川崎さん、菜穂子さんの話を聞きながら見て回ったので、すごく勉強になりました。昔の戦争の話、憲法の話、イラク戦争の話、日本と世界のメディアによる情報の違い。ドイツと日本の戦争に対する考え方。確かに、この話を聞いたとき、私は「日本=被害にあった」という印象しか無いように思いました。加害者でもあったはずなのに。私は、歴史館でたくさんのショックを受けました。でも、2年後、選挙権をもらう身としても、1日で、すごく民主主義の見え方を変わりました。

 家に帰ってからは、夕食をたべて、そのあとは、庭で9:00過ぎまで、パトリシアと沢山の話をしました。昨日より緊張が少なかったおかげか、昨日よりもスラスラ単語が口からでてきて、相手の言っていることもすごく自分的に理解できて、楽しく時間を過ごせました。



千坂奈々 2日目
 
 今日はケルン大聖堂とボン歴史博物館にいった。
 
 ケルン大聖堂は駅のすぐ近くにあり驚いた、さすが世界遺産、迫力があった。ステンドガラスがとっても綺麗で感動した。ろうそくに火を灯してお祈りもしました。外で笛を吹いている人がいて、その音楽に合わせて、なぞのダンスを踊りました。トルコのダンスらしい。その後、ケルン大聖堂の頂上までみんなで登りました。エレベータとかあるかもと思っていたら、階段しかなかった。らせん階段を上っているといたるところに落書きをがあったのと、ガムがくっついていたのにびっくりした。とにかく長い頂上への道、足がプルプルした。頂上へたどり着いた。見えた景色はとてもきれいだった。建物がどこまでも続いてたっていた。壁の色がカラフルだったこともあり、とてもかわいらしかった。ライン川にもいった。風がとても心地よかった。人が橋から落ちそうになっているオブジェがおもしろかった。
 
 午後はボン歴史博物館にいった。駅とつながっていて、いつのまにか博物館に入っているとういう感じだった。この博物館では、日本とドイツの戦争に対する考え方の違いを感じた。日本は『私たちは原爆を落とされた、こういうことをされたんだ、被害者だ、もう私たちのように苦しむ人たちを生まないように』という考え方だが、ドイツは『私たちは戦争でこのようなことをしてきた。もう二度と同じ苦しみを与えないようにしよう』という考えだ。ドイツは自分たちは加害者であったということを認めているのだ。では、日本はどうだろう。

 広島・長崎に原爆が落とされた。沖縄戦は悲惨だった。と教科書に書かれている。だが、東南アジアなどを攻撃し、占領したことについては一切書かれていない。私の中学のときの社会の先生が、教科書には書かれていないけど、こういうこともあったんだよ、ということを知って欲しいと東南アジアを攻撃し、占領したときのことを語っているビデオをみせてくれました。一般の市民を殺し、赤ん坊までもを虐殺していました。



塚野未来 2日目

 今日はホストと日本のみんなと一緒にドイツの世界遺産であるお城や歴史博物館などに行きました。お城は、駅を出たすぐのところにあり、とても大きくてびっくりしました。写真撮影をしたあと、ホストとみんなでお城の中を見ました。中はとても広くて、いろいろな色のガラス絵などがあり、とても神秘的だと思いました。その後、みんなでお城の頂上まで行きました。頂上にたどりつくまでは螺旋階段があり、頂上に着いた頃には足がプルプルしていました。しかし、そこからすごく高い建物や時計塔、歩いている人、ドイツの街並などが見え、おもしろかったし、とても感動しました。
 
 また、友達の万歩計で今日登った階段の量は、およそ30階分になると表示されていて、改めてお城が高かったんだということを再認識しました。

 歴史博物館では、ドイツと日本の政治のあり方について考えが全く違っているんだなということが凄くわかりました。ドイツでは、自分たちがどんなふうに攻め、どんなふうに攻められたかということがオープンになっているということに驚きました。だから、私は日本のニュースだけではなく、海外のニュースを見て、日本を客観的に見ることが大切だな…と思いました。日本もドイツを見習って、もっとオープンな政治を作っていってほしいです。



田中亮佑 2日目
今日は、ボン・ケルン研修。
ボン歴史博物館は、ドイツの戦前~戦後の流れを詳しく知ることができます。最初に、ドイツの高校生から、ドイツの戦争について話を聞きました。いったいどれだけの日本の高校生が戦争について語ることができるのでしょうか。いや、大学生や大人でさえもできないかもしれません。私は、悠介のホストファミリーのなつみと話をすることができました。高校生のなつみに私は、質問をしまくりました。すると、日本語で丁寧に教えてくれて、ドイツ人の戦争に対する考えやいまの社会の流れなどを知ることができました。高校生がこんなに戦争について本気で考えていることを知れて驚きというか、焦燥感を感じました。高校生も積極的に質問していて、目が見開いていくのがわかりました。

小玉直也 2日目
2日目は衝撃の歴史博物館を見学! 
まず、地下鉄の駅のホームからエスカレーターで上がると、駅構内がすでに博物館の中。そこには、ナチスの時代の当時の車や列車がそのまま保管されている。
もう一つ上の階にあがると、当時使われていたナチスの旗や戦時中の展示と同時に、いろんな人の証言も聞ける。
その証言では、戦争被害者が戦争はダメだという話を語る切実なもの。と思ったら、ナチスの一員として戦争に加わって、残虐行為をした人の話。また、選挙で選ばれたナチスに国民が扇動され政府にNOと言えなくなった事など、赤裸々に語られる。
日本の第二次大戦の資料館などでは、戦争の被害者としての立場での証言しか聞けない事がほとんどだと思う。
一緒に行ってたドイツ人高校生が「今回、日本の高校生たちには、ドイツがどうやって戦争を近隣諸国にしていったのか、ドイツがいかにひどい事をやったのか知ってもらいたい。そしてドイツは過ちを繰り返さない」と強く語ってました。
74年前、日本とドイツは同盟を結び世界大戦を繰り広げた。
それから年月が流れ、当時侵略した国から信頼されるドイツ。
一方、東アジアでは緊張感が絶えず、侵略した国々から信頼どころか不安定になっている日本。
その答えのヒントがこの博物館にそしてドイツの高校生の話に見えてきます。
参加した高校生たちも、
「ドイツから学ぶの再生可能エネルギーと思っていたけど、他にもいっぱい学べる事ありますね!!」「広島や長崎の資料館と違って、加害者としての立場が勉強できてよかった」など口々に語られ頼もしい日になりました。
この日は、ボンの歴史博物館、ベートベンの生地、ケルン大聖堂など世界遺産も巡る充実した日でした。

1 件のコメント:

  1. 言葉の壁に苦しみ葛藤する姿を素直に文章にしてくれて感謝です。
    ここに綴られた文章の数々に、今日は勇気をもらいました。

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