2014年9月10日水曜日

東北ボランティア2014夏 6日目

文責 宮崎公立大学:むっちゃん
私は、皆と別行動で南相馬市社会福祉協議会のボランティアセンターで活動をしてきました。
今日は2件の案件があり、午前中はビニールハウスの撤去作業と草刈り、
午後は草むしりをしました。


このセンターの活動によく参加している方によると、 
現在のボランティアの内容としては、草刈りのニーズが高いという事でした。
規制が緩和され、その地区の住人の方が日中に自宅に帰る事が出来るようになったため、
雑草の茂った庭の草刈りの依頼が増えているようです。
傾いた自宅。雑草が茂り、伸び放題の木の枝。
久しぶりに帰った自宅を見て、依頼主の方はどのように思われたのでしょうか。
依頼主の方の思いを考えながら、私は作業を進めていきました。
作業の終わりに依頼主さんからのあいさつがあり、私が宮崎から来た事を伝えると、
「そんな遠い所から。ありがとう。」とおっしゃってくださいました。


休憩時間中に、2011年から福島のボランティアに参加されている方とお話をしました。
その方は、震災当時に比べると、「だんだんとボランティアに来る人が少なくなっているように感じる、」とおっしゃっていました。
そして、「夏休みシーズンは若いボランティアが多くて活気がある」とも言われていました。

震災から3年半が経ち、私たちの関心は薄れつつある現状があります。
しかし、今も震災の苦しみの中で生活されている方々がたくさんいらっしゃいます。
わたしたちにできること。
それは、今回私たちが東北で見聞きし、体験した事を、より多くの人に知ってもらい、
「震災の事を忘れないでほしい」というメッセージを伝える事だと思います。





文責 宮崎公立大:田中亮佑
今日は昨日からお世話になっている南相馬小高区の沿岸部の農家宅で活動をさせていただきました。活動内容はビニールハウスの解体や芝刈りでした。

作業は適度に休憩が入ったり、初心者の人に経験の長い方が丁寧に教えてくれたりなど、初めての私でも楽しくやりがいを感じながら作業することができました。


終了後のミーティングで出されたコメントで心に響いた言葉がありましたのでご紹介します。「私たちが作業をしている横でおばあちゃんが自分のうちの草刈りをしていた。こうして住民の皆さんが家に帰りたいと願う間は私たちは頑張っていかなければならない。」これからもできる範囲でサポートしていきたいと思いました。




文責 宮崎大学:みさき

今日も南相馬市ボランティア活動センターで作業をしました。

昨日と同じ現場で、草刈りがメインだったのでベテランの方に刈払機の使い方を教えてもらいながらの作業でした。
このセンターでは「できる人が できる時に できる事をする」をモットーに活動していて、それぞれが自分のできるペースで、できる範囲の事をするのでボランティア初参加の人でも活動しやすかったです。

また、機械の使い方を教えてもらうことで「できる事」が増えて嬉しかったです。しかし、安全の面から資格を持っていないと機械を扱わせてもらえないボラセンもあるので、応えられるニーズの幅を増やすためにも、安全講習会などにも積極的に参加したいです。




文責 宮崎大学:遠矢聖仁
今日もみんなとは別行動で、鹿島区の海岸沿いへ行きました。
復興作業は進んでいましたが、家の土台や外壁のみ残っているなど、津波の傷跡も所々で見られました。
海岸沿いには元々防風林や防波堤があったそうなのですが、そこから見える景色にその面影はありませんでした。
中でも海沿いに立つ鹿島の一本松には、復興への希望と共に、それしか残っていないという津波の恐ろしさも感じました。
また旅人が立寄り集まる「夢たびと」という若者を中心とした団体のところへ立ち寄りました。
彼らは南相馬市には、人がいないためにコミュニティの交流が必要だと考えるなど、
その地域を「被災地」というよりも「過疎地域」だと捉え、若者が中心に集まり地域活性化に取り組んでいました。
お話の中で、被災地支援にしても、真面目な事をやりながら楽しい事をしていくように、
自分が続けられるやり方で取り組んで行く事が一番だとおっしゃていました。

それを聞いて僕がアースウォーカーズに関わるきっかけとなった、どんぐりプロジェクトを思い出しました。

自分が楽しみながら福島の子ども達が喜んでくれるのなら、こんなに素敵な事はないと思いこの活動に参加してきました。
今自分が関わっている活動が少しでも、福島の人たちの笑顔に変わればなと、初心に戻れた1日でした。

補足:小玉直也

被災地ボランティアで宮崎の大学生奮闘中!!
アースウォーカーズの福島支援ボランティア。この日は南相馬市小高区の原発から12kmくらいの地域での作業です。
放射線量は0.3μSv/hで福島市や郡山市の空間線量とほぼ一緒の地域でした。
農家の畑などの草むしりやビニールハウスの解体作業。
ベテランスタッフが機械を使って進め、作業後に草や竹や鉄を集めました。
炎天下の作業だったので、1時間おきくらいに休憩しながら熱中症対策で水分補給しての活動となりました。

写真はBeforeAfterで定点撮影してみました。
宮崎の学生たちの頑張りが伝わって欲しいなあ〜!!

Before

After

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