2014年4月21日月曜日

厚生労働大臣感謝状伝達式


2011年、東日本大震災から3年間被災地支援を継続してきた団体としてアースウォーカーズにも田村厚生労働大臣から感謝状が贈られました。

本日はその伝達式が宮崎県庁で行われ、県福祉保険部長の佐藤健司さんから感謝状が伝達されました。
アースウォーカーズから代表の小玉直也と事務局長の小林亜衣、宮崎大の時枝明日香が出席しました。


この間、宮崎県内や日本全国に留まらず海外も含め、多くの方々と共に支援が継続してこれました。
ボランティアに参加した方や寄付をしていただいた方を含めると数千人の方々に支えられて来た事を実感します。
あらためて、みなさんへの感謝の気持ちでいっぱいです。

伝達式のあと佐藤部長のあいさつでは、ご自身が被災地に行ったときの話しのあと、宮崎県の偉人の石井十次の「天は父なり 人は同胞なれば 互いに相信じ相愛すべきこと」の100年前の言葉から今日に生かされる考え方にふれ、素敵なお祝いの言葉でした。

受賞者を代表して、都城聖ドミニコ学園高校生の小林梨乃さんのあいさつでは、『岩手県大槌町を訪ね、仮設住宅でのお茶っこサロンでの言葉で「地震の前に喧嘩したまま生き別れた家族と仲直りしていないままだったのが後悔している」という言葉が心に残り、私は家族と喧嘩しても、感謝の気持ちを忘れず仲直りするようにしました。また目の前にいる人を大事にする事を感じると同時に、東北はまだ立ち直っていない事、私たちは東北を忘れない事を心に刻みました。』という話しがありました。


アースウォーカーズの被災地支援は福島を中心に東北3県で継続して行きますので、引き続きのご支援よろしくお願いします。
重ねて、継続出来る支援ができるよう、毎月ワンコインから支援出来るマンスリーサポーター会員も引き続き募集しています。
お力添えよろしくお願いします。
また、Facebookのアースウォーカーズページへの「いいね!」もお願いします。
https://www.facebook.com/EarthWalkers.jp

2014年4月20日日曜日

大阪市立大学にて報告会!


文責:小玉直也

福島での滞在を終えバタバタと関西に移動し、大阪市立大と近畿大の学生に呼ばれ2回福島報告会をして、3週間ぶりに宮崎に戻りました。

大阪での講演では新入生も参加していて新しい仲間も増え嬉しかったです。
被災地の事のみならず、平和や環境やエネルギー、そして社会全体の事を学んで行く事が大学の勉強と共に大事ですね。



イラク取材帰りのジャーナリストの西谷さんも一緒に講演して福島とイラクを通して、原発と戦争がつながっている話やメディアに操作されている日本の現状なども報告があり多岐にわたり深まったと思います。

さ〜多くの皆さんが、大学での勉強だけでなく幅広い視野をもって学び、新しい一歩を踏み出して行きましょうね〜
将来を明るくする速度を、みんなで早めましょう!!

2014年4月18日金曜日

福島報告会 in 宮崎大


文責 遠矢聖仁 

今日は宮崎大学図書館にて被災地報告会が開催されました。

この間、新入生歓迎のチラシ配布やサークル紹介のスピーチなどでアースウォーカーズを知った新入生7人を含む15人の学生らが参加しました!

僕は11月のどんぐりプロジェクトで初めてボランティアに参加して、まだ半年経っていません。
今回の様な宮崎大学ので報告会に参加するのは、初めてだったのでとても楽しみでした。

まずはスライドを使った小玉さんの被災地の話があり、初めて福島入りした時の当時の状況の話は緊迫した様子を感じました。
レントゲン1回が50μSV被曝する中、当時の事務所の中ですら1年間でレントゲン100回被曝に相当する数値だったそうです。
食べ物に含まれる放射線量の上限の基準値が変更され不安もあったり、健康に与える影響など曖昧になっている内部被爆の問題など現在の福島の現状の話に、新入生たちはうなずきながら真剣に聞き入っていました。

その後、時枝さんによる写真や映像を流しながらの「福島の子どもたち宮崎に来んねキャンプ」報告では、子どもたちが笑顔になっている話などに触れ、宮崎にいても東北の支援ボランティアが気軽に出来る話に共感が広がっていました。

後半で、福島県在住の主婦の野口さんとテレビ電話を繋ぎました。
一度避難をしながらも福島にもどりそこで生きて行く事を決めたことなど現地の生の声に、参加した学生からは涙が出そうになったという感想も語られました。
そんな中、農学部の一年生が野口さんに質問するなど新入生の積極性にも驚かされました。

最後にみんなで感想を出し合ったのですが、新入生は震災時、中3の卒業の時で、いろんなイベントが中止になったり、テレビの映像に衝撃を受けたりと、当時の様子を生々しく語り合いました。
そんな新入生が報告会終了後、アースウォーカーズに次々入ってくれ、みんなのボランティアに対する意識の高さや行動力にうれしいだけでなく、感動しました。

今回の説明会を通して、僕を含めそこに参加してくれた学生さん達みんなが改めて震災について思い出し、現地の人たちの気持ちになって色んなことを考えるきっかけになったと思います。

三年経った今でも苦しんでいる人達がいる福島の現状を知り、自分たちにできることやしていかなければならないことを再確認出来ました。
今日の短時間で伝えた事すらもほとんどの人達が知らないのが現状で、これからももっと多くの場所で伝えて行くべきだと思いました。