2013年9月6日金曜日

東北ボランティア4日目 9月5日

9月5日(木)福島ボランティア活動報告4



今日は、8時半から14時ぐらいまで屋外でのボランティア活動を行いました。


具体的な活動内容は、

まとめられたものを燃えるものと燃えないものに分別したり、机などの家具の解体を行いました。

この地域は1年半前に入ることが許された地域で、南相馬市に1日目に案内してもらったときにも思いましたが、まだまだ全然、復興していないという印象が強かったです。


宮城や岩手ならもう暮らしていてもおかしくないのに放射能の影響で、
1年半前までは入ることさえ許されない状況、
さらにまだ昼の間だけしか入ることが許されない状況におかれている。

帰りたいが帰れない。

自分の家で暮らしたいのに暮らすことのできない人たちのことを考えると辛くなります。
また、分別しているときに人形やトロフィーなどがあるのをみて、
これがどういう思いがあるものなのか直接聞いていないのでわかりせんが、
震災がなければこれも捨てずにすんだのになと思うと家具などを解体をしていてちょっとつらかったです。

しかし、作業をはじめる前のおばあちゃんの「よろしくおねがいします。」
という言葉を思い出して、ここでこの人は生活したいと言っているのだからという理由で無心で解体作業を行いました。

作業後、綺麗になって、帰る時に「ありがとうございました。」と言っていただいた時に、
今日の作業は辛かったけどできてよかったなと感じる事が出来ました。
ただ、お手伝いをしただけやのに感謝してもらえると逆に僕の方が心を温かくなって
感謝の気持ちでいっぱいになりました。

自分で出来る事で感謝されてその感謝された心で癒されて、
人間関係って難しいですけど簡単だなって思います。
自分が悩んでいるときに、「大丈夫?」っていうだけで心温まるし、
それに対して「ありがとう」って言い返したら、言われた方も役に立てたんだなと感じると思います。そんな簡単なことで人は幸せになれるんだなと改めて思いました。
逆もあるっていうのが難しいところなんですが・・・



話しがずれましたね、戻します(笑)



作業後、ボランティアの方々と温泉に行き、その夜にボランティアの方々と今の日本の問題や歴史など

いろいろな話しをしているのを聞いていました。
すごく面白かったです。

南相馬市での活動は明日で最後なので、すこしの人でも帰りたい人の手伝いをしていきたいと思います。


文責:須見


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○●気仙沼ボランティア2日目●○

気仙沼の水梨小学校仮設住宅2日目です。
今日もみなさんとワイワイお喋りしながらマッサージをさせていただきました。

お一人20分くらいのクイックマッサージですが、
「人に触らえるのって気持ちいいんだねぇ〜」
って言ってもらえます。


わたしはおしゃべりがあまり得意ではないし、
なかなか気仙沼弁は難しいので、精神面のケアはなかなか難しいですが、
私の手からの温もりで、少しだけでも楽になって頂けたらなぁと思います。

(昨日のブログに書いた、2年前に寄付させて頂いた時計)

本日のみなさんのおしゃべりの中で印象に残った事を紹介します。

●89歳のおばあちゃんのお話
(昨日、打ち上げられた船を見に行ったという話をすると)
あの船の前に、娘さんの家があったそうです。
(娘さんの安否は聞けなかった…)
ぎっくり腰に何度もなった事があるが、震災の日もぎっくり腰になっていた。
それで、津波が来る!逃げなきゃ!と言われたけど、
「腰が痛くて動けないんです 」と言うと、見ず知らずの男性がおぶって高台に上がってくれた。
この人がいなかったら命はなかっただろう…

●もう一人のおばあちゃんのお話
震災後、不安症になってしまった。
初め呼吸が出来なくて苦しくて、救急車を呼んでもらって入院したが、何も以上は無かった。
でも、症状はおさまらなかったので、5ヶ月入院することになった。
呼吸は苦しいし、ご飯は食べれなく、お風呂にも入れなかった。
全てが不安だった。
テーブルの上に何か乗っているの、落ちてしまうのが不安で、お茶も飲めなかった。
その時は、すっかり痩せ細ってしまったけど、今はやっと元のように戻れた。

●とっても面倒見のいいおばちゃんのお話
(昨日、2年前に泥かきをした田んぼに稲がなっていて嬉しかったという話をしたら)
震災後のボランティアさんは、本当にありがたかった〜
涙がでだんだよぉ〜
家の片付けも、ボランティアをお願いしたんだけれども、
た〜くさんきてくれてね〜
自分も避難所にいたから、お菓子もお茶も出せなかった。
それなのに、ボランティアの方み〜んな、何にも言わねぇ〜で、
終わったら「じゃ〜ね」っつて帰っていくんだべ!
その後ろ姿見て、涙がでたんだよぉ〜

私が泥かきをしたのは、ほんの少しだけなので、
日本全国から、海外からも駆けつけたボランティアの方々に、
この言葉を届けてあげたいなと思いました。

そんな恩を代表して私が一心に頂くかのように、
お昼ご飯や夜ご飯まで、仮設住宅のみなさんが準備して下さるんです!!!

私は、本当にたいした事はしていないので、
申し訳ない様な思いですが、ありがたくいただきました。


写真は、準備して頂いた夜ご飯。
と〜〜〜〜〜〜っても美味しかったです☆
本当にありがとうございます!!

こんなことなら、宮崎の地鶏かなんかを持って来て、一緒に食べたかったなぁ〜
と思いました。


そして、今日はなんと!200円でお風呂に入れる大曲コミュニティーセンターに
お風呂に行きました。
高齢者は100円で入れるということで、沢山の方が入浴に来ていて、
順番待ちになるほどでした。
とってもいいお湯でした♪

そして、休憩のできる広い部屋もあったので、
「ここは震災の時は避難所になったんですか?」
と聞いてみると、
「そうだね。」
「それもだけど、ここの隣の建物は遺体安置所だったんだよ」
と教えて頂きました。

(遺体安置所になっていた建物)

私は一瞬「ぎょっ!」となりましたが、
今では、外のテニスコートでは、高校生達がテニスをしていたし、
お風呂にも沢山の方がきていて、地元の方々は暗くならずに頑張っているんだ!と
思い、その事実だけを受け止め、心の中で黙祷をしました。


気仙沼での活動は明日が最後です。
しっかりがんばります!!


文責:あこロジ〜☆

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