2013年5月30日木曜日

福島県郡山市の子ども達を守って!!


無事、退院して福島にやって来た。
日曜日の長野市での講演で被災地報告をしてきて、次の関西講演まで数日あったので福島入り。
郡山市でいろんなお母さんの声を聞いてきました。

事務所の近くのスイミングスクールの駐車場に線量が高くて除染されていない所があると聞き、線量計を持って計測。
そこは、なんと10μSv / h!
しかも、スイミングスクールの駐車場にもなっているので、子どもたちがスクール後に迎えの車を待っている間、遊んでいる姿をよく見るそうです。
10μSv / hの所で遊んで大丈夫なわけがない。
さっそく市役所に伝えるべく写真を撮りました。
しかし、問題なのは郡山市の公表されている放射線量は0.19μSv / h で、子ども達は住んでも大丈夫だと言われている。同時に県庁や市役所の職員の子ども達は新潟や山形に避難しているケースが少なくない。
公表されている線量の50倍の数値の所が市内に残され、しかも子ども達が遊んでいる所の近くで!

丁寧に線量を量り、基準値を超える線量の場所が全て無くなってから安全宣言しても遅くないはずだ。

これまでの公害は国や行政や企業が基準値の範囲内だから安全だと言ってきて、犠牲者が増えて、長い年月をかけて裁判をして公害として認定される。
企業の利益よりも、国民の生命を第一に考えれば、水俣も薬害エイズもその他の多くの公害でも犠牲者を減らせたはず。
そして今、福島で繰り返させてはいけない。

また、考えさせられる福島訪問となった。

文責:小玉直也

2013年5月28日火曜日

被災地ボランティア報告会@宮崎大学

2013年5月25日


文責:こうすけ(加筆:あこロジ~☆)
宮崎大学の図書館3F視聴覚室にて、
被災者ボランティアの報告会に参加した宮崎大学3年工学部 須見公祐といいます。

私は、宮崎大学のアースウォーカーズというサークルに参加して
小玉さんの事を知り、被災地の現状などのお話を聞いてボランティア活動に興味が湧いてきました。
報告会はこれで3回目の参加になりますが、まだまだ知らない事がいっぱいありました。

また、Skypeで現地の人の話しを聞いたりして
改めて、被災地で起きた事をわすれてはいけないなと感じました。


(今回はNPO法人移動保育プロジェクトの上國料さんにお話いただきました。
移動保育プロジェクト:http://kidsbrain.jp/fihp/
上國料さんは、福島の子どもたちを、染料の低い地域に連れて行き遊ばせたり、自然体験型の保育園を運営されています。
この日は、保育園で子どもたちと近所のおじいちゃんやおばあちゃんたちが、ピザ釜でピザを焼いたりしていました。
保育園は過疎の地域にあり、そこに子どもたちが集まることによって、
地域の元気にもつながっているようです。

最後に上國料さんはおっしゃいました。
息の長い支援を続けるためには、まずは自分自身を満たすこと。
満たした上で、溢れ出たものを分けてもらえればと思います。
と、おっしゃいました。とても素敵な考え方ですね!
ボランティアをしていると、それにのめり込んでしまい、
自分のことは後回しになってしまうことが多い私ですが、
それでは長く続かない…
福島には、本当に息の長い支援が必要なので、とても大切なことだと思いました。

上國料さん、お忙しい中、お話いただきありがとうございました!!)


(写真は、上國料さんとSkype中継をしているところ)


僕は、1度も被災地には行ったことがないですが、
今後は夏休みの長期休暇を利用して被災地の方にボランティア活動をしていきたいと考えています。
そして、そこで感じたことや聞いてきたこと、
見てきたことを報告会で伝えていけたらなと考えています。


(今後も、報告会を定期的に行い、被災地の現状をお伝えすると同時に、
被災地に共に行き、ボランティアしてくださる方も、随時募集しています。
よろしくお願いします!!!)

2013年5月22日水曜日

被災地ボランティア報告会@宮崎

2013年5月21日

宮崎市民プラザにて、被災地ボランティア報告会を行いました。
今回は、より多くの方に参加して頂けるよう、
14時〜と、19時〜と、1日に2回行いましたが、しゃべり通しの小玉代表は、
さすがに疲れたようで、2回目終了後はへとへとになっていました。

しかし、今回多くの学生さん達に参加して頂き、
とてもいい感想を言っていただけたので、よかったなぁと思います。

小玉代表、お疲れさまでした!!


また、14時〜の時は、福島大学4年生の神くん、
19時〜の時は、郡山に住む2人のお子様を持つ野口さんと、
Skype中継を行い、現地の声を届けて頂きました。

この福島との中継は、毎回好評で、
やはり、現地の生の声を聞く事は大切だなと思います。
神くん、野口さん、いつもありがとうございます☆



会場の後ろでは写真展も行いました。

参加者のアンケートの中で、
「子どもが書いた七夕の短冊の写真が、衝撃的でした。」
という感想がありました。
短冊には、「1年間病気になりませんように」や「長生き出来ますように」
など、幼稚園児の願い事とは思えないような内容が書かれているものが有ります。

小さな子どもたちまでもが、そのような不安を持たなくてはならない現状に、
本当に知らなかったし、そこまで深刻な問題だということに、ビックリしました。
と、書いてくれていました。

他にも、良い感想を沢山寄せて頂き、できることがあればボランティアをやってみたい!
と言って下さる方も沢山いて、
今回も改めて、伝え続ける大切さと、
より多くの方に知ってもらいたいという思いを強くいたしました。


次回は5月25日10:00〜@宮崎大学図書館4階視聴覚室です。


その後も、
5/26 11:00〜 @長野市南千歳公園
5/30 18:00〜(予定) @東大阪
5/31 18:00〜 @滋賀医科大学
6/2 14:00〜 @大阪市城東区うぇるほうる

と続きます。
ぜひ、お近くの会場に足をお運び下さい。


また、報告会の主催をして下さる方も募集しています。
詳しくはお問い合わせ下さい。
(info★earthwalkers.jp ★を@に変えて送信して下さい)


事務局:あこロジ〜☆

2013年5月19日日曜日

宮崎県立看護大学学園祭にてアースウォーカーズ写真展


文責:リッキー
 今回の写真展が初めてのボランティア参加で、1年の茂田理紀(通称リッキー)といいます。
 先月末の報告会に参加して、来んねキャンプで喜んでいる福島の子どもたちの姿をみたり、映像で大人の方達のリアルな意見を聞きました。それまではボランティアの必要性に疑問を感じた事もありましたが、それが確かに必要とされている現状を知り、必要性を感じ、義務感に近い感覚になりました。



 写真展では主に設営をやりました。次回からは出来るだけ話しかけて、会話を通して皆さんの意見や気持ちを聞き参考にしたいと思いました。アンケートの中で一番記憶にあるものは「近々南海トラフ地震が起きる事が予想されるので今回のことを無駄にしてはいけない」というものです。いまだに復興は済んでいませんが私たちは同時に次への準備をしなければなりません。将来宮崎の為に働こうと思っている身なので、これから福島の現状、現地の方の声を更に知り何をするべきなのか考えようと思います。有意義な二日間でした。


文責:時枝明日香
サプライズもありました。2日目に私の大好きな「みやざき犬」が体育館の中にやってきて、おもわず手を引っ張って来て写真展のコーナーまで来てもらいました。

被災地支援の話も聞いてくれたうえに、アンケートも丁寧に書いてくれて嬉しかったです。

今回の写真展に来てもらった方々が、福島のこどもたちが放射線量計を持って写っている写真や、七夕飾りの『ほうしゃせんがなくなりますように』『おとなになるまでびょうきになりませんように』と書かれた短冊の写真を見て、「こんな状況を全く知りませんでした」と呟く方もいらっしゃいました。私もそうでした。しかし、報告会や今回の写真展示のような機会で現実を知り、現地に自分に出来る事やすべき事を考えたり、今の自分たちの生活を見つめ直したりしていただけた方もいて、意味のある2日間だったと思います。



文責:村田遼太郎

 5月18日(土)~5月19日(日)の2日間宮崎看護大学の文化祭で、体育館の一角を御借りして被災地の写真展を行いました。
看護大学の学生の方はもちろんのこと、文化祭に遊びに来た一般の方など、連日100人を超える方に足を運んで頂き、2日間で200人以上の方に写真を見て頂けました。また、写真を見た多くの方にアンケートに応えて頂き、私たちも考えさせられるコメントをたくさん頂く事ができました。



 写真をただ展示していて自由に見て頂くだけではいくら写真に説明文を書いているとはいえ、伝わらない部分もあるので、私も自分の知り得る範囲で補足説明をさせて頂きました。今まで自分がアースウォーカーズのボランティアをさせて頂く中で感じた福島の方の思いを今日来て頂いた方にアウトプットすることによって、福島の方の思いをより伝える事ができたのではないかと思いました。



 また、福島の写真だけではなく、イラク戦争の写真の展示も同時に行いました。私はイラクに関するボランティアに参加したことはなく、写真も全て初めて見るものばかりでしたので、その点は写真展を見に来た側の人間として感じるものがありました。一番印象に残ったのは爆破の写真や、その被害に遭った方々の写真ではなく子どもたちが描いた絵です。どれも小学校の子どもたちが描いたものでした。自分も小学校の時はよく友人と絵を描いて見せ合いっこして遊びましたのでその点は世界は違えど同じ小学生なんだなと思いました。しかし、イラクの小学生が描く絵は自分が描いていただろう絵とはかけ離れた点がありました。それは、どの絵にも悲しい事実が描かれているという事です。ある絵には戦闘機が飛んでいて町に爆弾を落としていました、ある絵は建物が焼かれ人が飛び降り泣いている少年がいました。世界が違えば見えているものも、見えて来るものも違うということが感じられましたし、その点では以前ボランティアさせて頂いた際に福島の子どもたちとふれあい、感じた思いと似たものがありました。人それぞれ思っていることは違うにしろ写真や話をすることで多くの方に福島、イラクを知って感じて頂けると思うのでこのような機会は続けて行かないといけないと思いました。

 最後に今回の写真展のボランティアをさせて頂く中で、写真展を見に来て頂いた方とお話させて頂いて個人的に心に残った会話を紹介させてください。

「出身県が違うのにどうしてそこまで考えられるの?」
「大学の勉強の専門外なのになんでボランティアやってるの?」
「今、年はいくつ?将来は今やってる活動をする職業に就くの?」

など、学生でしかも遠い宮崎県からボランティアに関わる活動をやっているという点を含め疑問に持たれる方が何人かいらっしゃいました。

 私は長崎出身で東北とは遠く離れていますが、「福島の子どもたち宮崎に来んねキャンプ」に関わらせて頂いてから福島の方と直接お話させて頂く機会がありました。その中で知った福島の方の思いを多くの人にも知ってもらいたくてボランティアをやっています。

 将来は製品を作るような技術者志望です。なので、直接人に関わるような職に就くのは専門柄難しいと思いますが、私は人を助けたり、人の役に立つような製品をつくる技術者になりたいと考えています。これは中学生のときからの思いで、そうなれるように高校も大学も選んできたつもりです。人のためになるような製品を作るには直接人に関わる事はすごく大切なことだと思うのでボランティアに参加させて頂いています。

 また、福島の方の声で「除染や瓦礫撤去において、技術のある方は技術を、経済面で支援いて頂ける方はお金を、どうか私たちに力を貸してください」という言葉が私の中に深く残っています。私は今年22歳で、学生の身分なのでお金はありません、しかし将来は人の役に立つ技術者になりたいと思っています。これから大学院に進学し、卒業して就職するのはまだ先のことですがボランティアも学業も全力全開で頑張っていきたいと思います。
 
 この二日間の写真展はアースウォーカーズの「より多くの方に福島のことを知ってもらいたい!」という思いを伝えることができたと思います。また、私にとっても福島への思いを通して、私自身の将来や気持ちを考える良い機会になりました。


 
 ブース提供をして頂いた看護大学のみなさんにはもちろんのこと、写真展に足を運んで頂いた方々に感謝しています。ありがとうございました。

2013年5月16日木曜日

写真展、報告会のお知らせ★ @宮崎、長野、大阪

写真展と報告会のお知らせです。
お近く、若しくはお時間の合う会場にぜひご参加下さい!!





【2013/5/18〜19】
宮崎県立看護大学祭にて被災地写真展を行います。





【2013/5/21】
「被災地ボランティア報告会」

被災地に行ったボランティアの皆さんによる活動報告をさせて頂きます。


会場:宮崎市民プラザ4階中会議室
時間:1回目14:00〜 2回目19:00〜
参加費:無料





【2013/5/25】
「被災地ボランティア報告会」

被災地に行ったボランティアの皆さんによる活動報告をさせて頂きます。


会場:宮崎大学図書館3階 視聴覚室
時間: 10:00〜
参加費:無料





【2013/5/26】
「いのちとくらしのフェスティバル」

代表小玉が福島の現状をお話させていただきます。


会場:南千歳公園[長野県長野市南千歳町]
時間: 11:00〜
主催:原発に頼らない未来を創ろうプロジェクト





【2013/6/2】
「福島は、いま…」

代表小玉が福島の現状をお話させていただきます。


会場:うぇるほうる[大阪市城東区古市]
時間: 14:00〜
参加費:無料
主催:進歩と革新をめざす城東の会

2013年5月3日金曜日

5月3日、憲法記念日に学んだこと

文責:宮崎大学1年の古賀といいます。
本日は、NPO法人アースウォーカーズの理事の、宮崎大学農学部木下教授が加入している、日本科学者会議が主催する、「第74回憲法と平和を考える集い」という講演会に参加しました。

講師は神戸大学名誉教授の和田進先生。
先生は、憲法改正に関する国会内での議論や、今問題になっている憲法96条の改正問題や、今年度自民党が考案している憲法の改正案などについて、専門家の立場からわかりやすく、時には冗談を交えながら話をされました。

私は今までは、憲法の改正に関しては新聞やニュースで見聞きする程度で、失礼ですが、自分にはさほど関係ないことのように思っていました。
特に憲法96条に関しては、恥ずかしいですが、どんな内容なのかも知りませんでした。

しかし、今回の講演を通して、陸海空軍での国交戦権を認めないという憲法9条が改正されることにより、戦争が身近に関係する可能性が出て来たり、基本的人権が一部で制限されたりして、私たちの日常はは大きく変わるということを知りました。

そして、講演が終わってからは、先生に多くの質問や意見が飛び交いました。質問された方々の中には、「もし憲法9条が改正されると、自分の息子は徴兵に行かなければならないので心配」という意見、「戦争や有事の際の憲法を改正する議論よりも、身近にある津波や地震の対策や東日本大震災の復興を考えることが先だ。 日本は自然災害に対する対策をもっとするべきだ」という意見。などなど、憲法のあり方を考えた様々な考えが飛び交いました。

その後、
アースウォーカーズボランティアの時枝明日香さんが、私たちの活動内容や、
実際に東北を訪れたときの体験などを話しました。
とても熱心に話を聞いて下さる方が沢山いて、うれしかったです。
そして、私たちは皆さんに募金とサポーター会員への加入を募りました。

募金をしてくれた人から、「これからも頑張ってね。応援しとるけんね。」「私たちは東北まで行けないので私の分まで頑張って」など多くの励ましの言葉を頂きました。
そしてなんと、52,699円の募金と、サポーター会員6口の加入希望者が集まりました。
これで、夏休み学生が被災地に行きやすくなりそうで助かります。

募金をしてくれた皆さん、サポーターに入会して頂いたみなさん、
そして機会を与えてくれた主催者の方々、今日は本当にありがとうございました。


加筆:時枝明日香(宮崎大学二年)
憲法の集いのあとランチをしながら交流して、山や海の自然を満喫して楽しみました。
アースウォーカーズって海の上も歩くんでしたっけ???(笑)
海も地球だからありですよね? 
いや〜、ウォーカーズが走っているってどうなの?(笑)
新入生のケイ(古賀くん)はまだ加入したでなので、海歩きは次回に期待しましょう!

海の後は、来んねキャンプの跡地巡りもしちゃいました!
平和台では子どもたちが遊んだはにわの公園を散策し、自然に癒されました。

みなさ〜ん!いっしょに楽しみませんか?ボランティア募集中ですよ〜
今日も社会人のボランティアが一人増えて楽しそうな方でした!
今度、5月18日、19日は宮崎県立看護大学の学祭で被災地写真展を開催予定です!
宮崎市本郷や薫坂近辺におたちよりの際は足を運んで声をかけて下さいね〜