2013年4月3日水曜日

2013.4.3 どんぐりプロジェクト大成功!!


2013.4. 3.    宮崎産業経営大学  阿万 裕之
こんばんは。今日は福島でのボランティア活動となりました。午前中は郡山市のアルゴ保育園にいってきました。福島県郡山市の保育園は放射線の影響でまともに外で遊べない状況[時間制限]が続いています。
落ち葉なども放射線の影響で触ったりもできないので、僕たちは落ち葉と松ぼっくりとどんぐりを宮崎から提供して子どもたちと1時間程度一緒に遊びました。
一緒に遊んでて子どもたちが落ち葉やどんぐりを使って楽しくしてる姿をみると来て良かったなあて思いました。

子どもたちの笑顔の為に何かしてあげたいです。こちらの方は野菜は放射線の影響で県外の食産を食べるように気を配ってるみたいなので、宮崎からお米、サツマイモ、千切り大根を保育園に提供しました。

 その後、福島大学の方に話を聞きました。
福島大学にはボランティアセンターというサークル的な活動をしている方々がいます。
その方々から聴きましたが、床下の泥だしや仮設住宅のサポートをしているみたいです。僕は、そのような学生に関心を持ちました。学生は時間がある訳ですので、ボランティアをするべきだと思います。僕も福島や宮城の被害を少しでも手助けしていきたいと思い、きっと同じ思いだと思うんですよね。
今回、被災地に来て僕は見ないと分からない事がいっぱいあることに気づきました。宮崎で被災地ヤバいなとは思ってたのですが、実際見てみるともっとヤバいと感じました。
福島に関しては、今すぐ出るって訳じゃないからまだ分からないのですが、これが5年後、10年後に被害が大きくなるような気がします。
住民の方々はそれを分かっていますので、何か怯えながらじゃないですけどそのように感じました。

 その後、福島高校に柔道着を提供しました。宮崎県立佐土原高校がこれまで柔道を選択授業で行ってたのですが、授業内容に柔道が入り、必修で全員購入となり使わなくなったため福島に提供してくださいと言われました。なので福島高校に提供したんですが、先生がものすごく喜んでる姿がみれて良い事してんだなぁと改めて感じました。

 夜は、二本松市に移動して佐々木さんという方の家で食事しながら話を聞かせて頂きました。NPO法人チーム二本松の理事長と話が出来て光栄でした。佐々木さんは昔ヤンキーであんな事やこんな事をいっぱいやらかしてたそうです。
佐々木さんは俺たちの魂の叫びだよ!!と言ってました。なんなんだろう?と思い聴いてたら、昔の単車メンバーで、東電に伝えるみたいです。
放射能と闘っている福島の県民の思いを乗せて、交通ルールを守りながら好きなバイクで伝えると言ってました。これは悪い事ではない!俺はバイクが好きだからバイクで伝える!!美術・芸術だと言ってました。僕はその話を聞いて佐々木さんの気持ちが伝わりました。福島の人達の気持ちを皆にしってもらいたいです。
 それから宿泊先に帰りました。毎日疲れるのですが、正しい事を僕たちは行っていると思います。残り少ない期間を充実させたいです。今日はゆっくりします。おやすみなさい。



2013.4.3  6日目 文責:時枝明日香
こんにちは。宮崎大学の時枝明日香です。
今日の一日は、郡山市内の保育園に物資や落ち葉たちを届け、福島大学生と交流、福島高校に物資を届け、福島の方々とお話する機会がたくさんあるという、濃い一日でした。

福島では放射線の影響で外遊びに制限がある地域があります。子どもたちは、花や木や草や虫など外にある自然のものに触っちゃいけない、と言われながら生活しているそうです。
安心な自然のもので少しでも遊んでもらおうと、宮崎や大阪で集めてもらった落ち葉や松ぼっくりやどんぐりを持って行きました。保育園の部屋に到着し、子どもたちに目をつぶって待ってもらっている間に
落ち葉に松ぼっくりやどんぐりを混ぜ、床一面に広げ、
私たちの「もう~いい~よ~!」。
続いて目を開けた子どもたちの「うわあ~~~!!!」。一斉に落ち葉の中に入り、
松ぼっくりやどんぐりを探したり、落ち葉を投げて全身で浴びたり、葉っぱのにおいをかいだり、頭に飾ったり♪
たくさんたくさん笑顔を見せてくれました。一時間程一緒に遊んで、お片づけの声がかかると、「今日ね今日ね!遊んで楽しかったっっっ!!!」と次々と言ってくれたり、落ち葉も松ぼっくりもどんぐりも手いっぱいに握りしめ、「これ、持って帰る。」と言ってくれたりしました。
純粋に、楽しんでくれたり喜んでくれたようでよかったです。裸足で葉っぱをかき分け歩き回る子どもを見つめながら、「福島ではこういうことさせられないのよ。」という先生の言葉や、「ベイビーちゃんたちなんて、こんな経験初めてよ~!」という先生の言葉からも、この時間は有意義な時間になったかなと感じられました。また先生も「この(落ち葉の)においが懐かしい~~♪♪」と素敵な笑顔をみせてくれました。集めるのにご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。
最後に、宮崎の安心安全なさつまいもや甘夏、切り干し大根、お米をお渡ししました。
子どもたちの、ゼッケンの「みやざき」という文字をなぞりながらの「みやざき!みやざき!」「みざやき!みざやき!」(笑)という声や「まーたーきーてーね~~~ぇ!」という声に送られながら、続いて福島大学に向かいました。

福島大学には学生によるボランティアセンターがあります。
震災当時、福島大学が避難所になったのがはじまりで、その後学生団体のボランティアセンターを設立したそうです。仮設住宅で足湯をしたり、住民の方と一緒にお花見や忘年会などいろんな企画を開催したり、安心して遊べる場所に子どもたちをキャンプに連れて行ったり、様々な活動をされています。
去年のボランティアセンターの登録人数は300人を超えたそうです。福島には、放射能のこと、帰りたくても家に帰れないひとたちがいること、地震や津波の後まだ手を付けられていないところがあること、など、まだまだ大変なことがあるなと感じさせられます。
私が直接出来ることは少ないかもしれませんが、できること、すべきことを自分で考えながらやっていきたいです。福島大学のボランティアセンターの方々、お話を聴かせていただいてありがとうございました。また、2月の来んねキャンプでお会いした神さんにお会いできて嬉しかったし、お元気そうでよかったです。

お昼をはさみまして、福島高校に行きました。宮崎の佐土原高校さんからお預かりした柔道着をお届けしました!福島と宮崎、こうやってどんどんつながっていくとおもしろいですね!

夕方、福島市の片平果樹園に行きました。家に入った瞬間、「敷居を踏んじゃいかんぞ!!」話して行く中で、なんとも厳かというか、威厳があるというか、ピシッとしたものをお持ちで、でもそんなところが素敵だな思わせてくれるおじいさんだなと思いました。
おばあちゃんも笑顔がかわいくて、なんでかいい雰囲気なお2人でした♪感謝の気持ちを忘れないでいること、それを相手に伝えるのは素敵なことであることを改めて感じさせられる時間でした。片平果樹園では夏には桃がとれるそうです。カタログでも「片平さんの頑固桃」として載っていました。どんなお味の桃なんでしょう(^o^)いつか食べてみたいです♪

そして夜は、二本松市に住む、TEAM 二本松の理事長の佐々木さんのお宅にお邪魔し、お話を聴かせていただきました。とにかく熱い方だったなという印象!でも、まっすぐで、自分を持ってる方ってすごくすてきだなと、かっこいなと思うんです。
いろいろなお話をした中で印象的だったのは、「流されない自分でいることより、流されても戻って来れることの方が大事」というお話です。なるほど、と思いました。また自分の中で大切な言葉が増えた気持ちです。私にとって、いい出会いになりました。

今日も、ぐっと濃い一日でした。ちなみに私は昨日から3aの野口さんのお宅に泊めていただいています。体を休める場所を提供していただくというのは、本当にとてもありがたいことです。明日は、福島での最後の活動日です。感謝の気持ちを力に、明日も頑張りたいです。


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