2011年11月13日日曜日

チェルノブイリからのメッセージ


NHK主催で開催された、復興カレッジ in福島 @福島大学
チェルノブイリからフクシマへ
チェルノブイリの高汚染地域のベラルーシ共和国ベトカ地区病院長のジミナ・ナジェージダさんとJIM-NET鎌田實代表が語りました。


鎌田代表は20年間チェルノブイリの支援をしてきた経験をふまえた対策とともに、被災地での除染活動や母親達の相談に乗って来た経験などを縦横にかたりました。

ドクタージミナは医学生だった原発事故当時の話から、医者になって支援してきた中での健康被害や年間1mmSv~5mmSvは任意避難、5mmSv~は逐次避難区域に指定されているベラルーシの状況など語られる。また、体内に取り込んだ放射性物質を排出するために必要な食品の紹介など、福島県内各地から参加された方が聞き入ってました。
また、この日の午前中に訪れた飯館村の佐藤くん宅の紅葉や自然が素敵だった様子にふれながら、会場からの質問が次々寄せられました。2年で飯館に帰れるのか?行政の医学的なアドバイスに不安があるのだが大丈夫か?ほか県外からの参加者の質問にも応えながら、実りのある会議となりました。



最後にドクターベトカからのメッセージ
私自身25年間、高汚染地域に住んでいて病気だと思った事は無いので、落ち着いて不安にならない事が大事です。もちろん、落ち着くだけでなく自分や子どもを守るための必要な措置をとってほしい。
実際に店頭で販売する際は線量を計測し提示して販売する事が望ましいです。
みなさんの人生と次の世代が健康に生きていく事をお祈りして最後の言葉としたいと思います。
以上

文責:小玉直也(2週間の宮崎保養から5度目の被災地入りです)

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