2011年11月30日水曜日

被災地での幸せな誕生日!

誕生日を迎えた思い出の日。
前日の夜、宮崎のボランティアのメンバーと打合せをスカイプでやっていました。
24:00をまわった時、いきなり電気が消され、ケーキにロウソクに火が灯され
「♫ ハッピーバースデー トウ ユウ♪♬」とても嬉しかったです。
まりちゃん!あこちゃん!ありがとう。

そして、郡山市の支援している、安全安心を求めて行動する会のお母さん達からもサプライズでケーキが

これまた、ありがとうございます。

夜は、これまた支援している福島大学ボランティアセンターの学生ら21人に囲まれ祝ってもらい、ありがとうございます。

震災後被災地でいろんな事があり、苦しかった事や悲しかった事、嬉しかった事を思い出しながら、感極まりました。
ホワイトボードを裏返すと。。。

ん〜
何度もいうけど、ありがとう。嬉しさいっぱいでした。
そして、一年生のおはぎの書いた似顔絵どう思います?

そんなに似てるかい?
おはぎありがとう。

最後は、ケーキを21等分なんてできないので、スプーンですくってまわして食べたの初めてでした。
やっぱり、一番食いしん坊はチポスあなたに決定!!

被災地では、いろいろあったけど、本当に多くの方々に祝福していただき、幸せです。
祝ってくれた一人ひとりに私も助けられているし、ここに参加できていない多くの方の支えがあって頑張れています。
心機一転。また明日からがんばります。
そして、この日を忘れないです。

みなさん、ありがとうございます。

文責:小玉直也

2011年11月23日水曜日

国立放射線生物学研究所のニキティン博士が来日!

チェルノブイリ原発事故の研究をしている、ベラルーシ国立科学アカデミー放射線生物学研究所のニキティン博士が福島市内のホテルで記者会見に参加してきました。

会見後、大内農園を訪問。大気や土壌や水、動物、植物など生態系における放射性核種の挙動に関する研究での見地を交流しました。
ニキティン博士は、大内農園のナシ園やリンゴ園などを見て回りながら「ベラルーシでの研究も生かしながら放射能が移行しないよう頑張ってください」と励まし後にしました。

2011年11月19日土曜日

南相馬市の仮設住宅にて

イラク支援で一緒だった高遠菜穂子さんといっしょに南相馬市の仮設住宅を訪問しました。


相馬市から通って南相馬市の仮設住宅の支援をしている松野さん
ほか、おじいちゃんやおばあちゃんなどから、話を聞きました。
やっぱり内部被ばくを恐れていて、食べ物や飲み物に気を使っているそうです。特に水の水源になっている飯館村の真野ダムではダム内の水や魚から放射能が検出されていて、多くの人が危機感を感じ飲み水だけでなく煮物やご飯を炊く水もペットボトルの水を使っていて財政的にも大変だと話していました。

宮崎のアースウォーカーズで子ども達の尿のセシューム測定を始めようと思っていると話すと、「福島県内の病院で危険性を教えてもらえない事が多い。どれくらいから危険でどこまで安全なのかの明確な話がないのでセシュームの測定をしてもらえると助かります」「私の近所の子ども達だけで40人くらいお願いしたいけど、もっと可能ですか?」など矢継ぎ早に聞かれニーズの高さを感じました。

ランチを食べた「そば処 木音」さん @南相馬市

食べた瞬間「このソバうまっ!!」と声がでた一品ぜひご賞味あれ
http://2010naoya.at.webry.info/201111/article_1.html
詳しくは↑ブログをチェックしてください

2011年11月16日水曜日

放射能除染活動 @福島県郡山市にて

郡山市立薫小学校にて 
小学校の校庭は除染が終了。しかし、公共事業業者は効率よく作業できる所しか除染せず、大型重機で校庭の表土をはいでいく。そして校庭に大きな穴を掘り地下に埋めて仮置き場にしていきます。いくつか問題点もあるのですが、なにより子ども達が遊びたいブランコや遊具付近は除染せず立ち入らないよう柵がしてあります。
近年、子どもたちの体力低下が問題になっているが小学校時代に鉄棒など筋力を使う運動が体育でできない事も懸念されています。
除染活動の現場では高圧水洗浄機でコンクリートやアスファルトの上を除染していく。
民家に水しぶきが広がらないようにブルーシートでガードしながら、全員カッパとマスクとアイガードと帽子を着用して吸引したり頭皮に触れないよう努力していた。

この日の除染作業は市議会議員なども参加して150人で実施する。
役割分担と担当を決めてチーム編成して20チームに分かれ作業する。

この薫小学校区域では近隣の町内会がまとまって、子ども達の通学路を除染しようとなっていました。
毎週日曜日9月から継続しているそうです。
校長(写真左から2人目)が子ども達を守ると熱意を持って行政や地域自治会に話をして進んでいる。
県環境課の担当者(写真一番左)も進んだ地域を視察に訪れていました。
私の首に下げているのが累積線量計です。
除染作業の時は累積線量がいつもより上がるんだよね〜
先週の郡山市が開催した除染方法の説明会に参加した際、最も住民が参加している地域が薫小学校区域と聞いたので、現地を見学に行きました。

自治体や自治会によって作業のペースや参加する住民の意識などバラバラなのが現状です。
同時に、除染作業をする事により被ばく総量が増える事も問題視されています。しかし、行政の判断を待っていては、子ども達を守れないと自治会がまとまっている所もあります。
この薫小学校のように近隣自治会がまとまり中小企業や議員も参加して進めている地域は、なかなかありません。
もりやま校長先生は自分の担当しているチームでは線量が 0.6μSv / hを下回るまで徹底的にやるそうです。その熱意と行動力に感服しました。同時に、150人20チームとなると初めて参加する人もいるなか、作業内容が全チームに徹底するのも難しいそうです。
いろいろ課題もある中、がんばっている薫小学校の除染作業レポートでした。

あらためて子ども達を守りたいという方々の熱い思い。
同じ思いが行政にあれば彼らがボランティアで被ばくしなくていいのに.....

文責:福島プロジェクト 小玉直也

2011年11月14日月曜日

ふくしま会議2日目 分科会若もの会議

3日間開催された、ふくしま会議の2日目は分科会にわかれていて
①いのち〜子どもの今そして未来へ ②放射能と向き合う ③自然再生可能エネルギー ④市民活動の現場から そして⑤「若もの会議」が開催、どの分科会にも誘われ迷いましたが、飯館村の佐藤くんの強いプッシュもあり「若もの会議」に参加

午前中の第1部は、参加者が福島県の浜通り、中通り、会津、そして県外とテーブルに分かれ震災時の状況とその後の思いなどを語りあい、ポストイットにはりつけていく。いくつかのテーマを出し合った後、他のテーブルのメッセージを見ながら交流しました。
いろんな複雑な思いが出され、語り合う場になりました。
午後から更に地域ではなく、テーマにわかれて議論が白熱。
そんな中、主催者の呼びかけに応えて、原発担当の細野環境大臣が参加、各テーブルの議論を見ながら参加者から生の声を聞く
女性から不安に思っている声、再稼働をやめてほしいという声、国や行政の姿勢など次々に寄せられる声に丁寧に応えながら、いくつかのテーブルをまわっていました。
私は自分のテーブルを離れ、撮影しながら大臣に寄せられる声とその応えを記録して、周りました。たまたま近くにいた南兵衛さんに、声かけられ激写された1枚です。
大臣の真摯な発言に、あらためて政権交代したことの歴史的意味も感じました。
ユーストのアーカイブも残っているのでご覧下さい。http://www.ustream.tv/recorded/18468185/highlight/216477

文責:小玉直也

2011年11月13日日曜日

チェルノブイリからのメッセージ


NHK主催で開催された、復興カレッジ in福島 @福島大学
チェルノブイリからフクシマへ
チェルノブイリの高汚染地域のベラルーシ共和国ベトカ地区病院長のジミナ・ナジェージダさんとJIM-NET鎌田實代表が語りました。


鎌田代表は20年間チェルノブイリの支援をしてきた経験をふまえた対策とともに、被災地での除染活動や母親達の相談に乗って来た経験などを縦横にかたりました。

ドクタージミナは医学生だった原発事故当時の話から、医者になって支援してきた中での健康被害や年間1mmSv~5mmSvは任意避難、5mmSv~は逐次避難区域に指定されているベラルーシの状況など語られる。また、体内に取り込んだ放射性物質を排出するために必要な食品の紹介など、福島県内各地から参加された方が聞き入ってました。
また、この日の午前中に訪れた飯館村の佐藤くん宅の紅葉や自然が素敵だった様子にふれながら、会場からの質問が次々寄せられました。2年で飯館に帰れるのか?行政の医学的なアドバイスに不安があるのだが大丈夫か?ほか県外からの参加者の質問にも応えながら、実りのある会議となりました。



最後にドクターベトカからのメッセージ
私自身25年間、高汚染地域に住んでいて病気だと思った事は無いので、落ち着いて不安にならない事が大事です。もちろん、落ち着くだけでなく自分や子どもを守るための必要な措置をとってほしい。
実際に店頭で販売する際は線量を計測し提示して販売する事が望ましいです。
みなさんの人生と次の世代が健康に生きていく事をお祈りして最後の言葉としたいと思います。
以上

文責:小玉直也(2週間の宮崎保養から5度目の被災地入りです)